追記:"兄"は亡くなった。
いずれ、年老いた彼にどこかで会うのだろう。そして、彼は変わらず元気なのだろう。
根拠もなく、そう信じていた。
所在のない思いだけが、辺りを漂う。
僕には兄はいない。姉と妹だけだ。
まあ、兄のような人の話である。
彼の名をソンさん、という。
いずれ、年老いた彼にどこかで会うのだろう。そして、彼は変わらず元気なのだろう。
根拠もなく、そう信じていた。
所在のない思いだけが、辺りを漂う。
僕には兄はいない。姉と妹だけだ。
まあ、兄のような人の話である。
彼の名をソンさん、という。