昨今のハイレゾブームを横目で見つつ、音響素人による比較研究第3弾。
そんなことする前に実家に忘れてきたウーファーを持ってきたい。
過去の所業は下記。
日記のテイでAudirvanaとAmarraの間を徘徊する
Amarraに3.0が出ました。Hifiごときで満足しているライトユーザーの僕のところにまで案内のメールがくるのでチェック。もちろん無料の試用版で。
2.いくつから、3.0アップデートなんでメジャーアップデートだと思われるんですが、この種のアップデートのたびに課金するのはどうなんだろう。正直ね。けちくさい。
Osで言えば「雪豹」から「獅子」へのアップデートは課金があったなぁ。そのうち無料になるのか。まあ、仕方ないのか。
Amarra 3.0 - Sonic Studio
189ドル。2.0代ユーザーのあなたは29ドルでアップデートしてやろう、ということだそうです。
あくまで試用版ということで、何らかの制限がかけられているかもしれないし、そもそも僕のバカ耳ですし。そんなところで話半分で聞いてもらえれば。
本アプリケーションのitunesとの親和性は、Hifiよりも高いと思います。どうもHifiはMacのMidiを無視して行動しようとする癖がある。まったくうちの子は。平たく言えば、なんで音出ねぇの、ってことがたまにあります。その点、Amarraさんは優秀です。ささっとやる。さすがメジャーモデルです。
その他、プレイバック機能とかいいよね。安定感があるよね、とか。
ただし、音質については僕の持っているHifi版とは大きな変化は感じませんでした。バカ耳なので。細かいチューニングすれば違うのかもしれない。あくまで一聴しての感想です。
いろんなサイトを見て勉強してわかった。ダメだ。オレはめんどくさいのがキライだ。様々な方が様々なチューニングを施しているのを見て感嘆するとともに、自分でもやってみっかと思って、瞬時に挫折する。イコライザいじりとか、ダメだ。比較するためには、前の音を覚えてないといけないけれど、きれいに忘れていて、あれこれ聴き比べているうちに、どうでもよくなる。根性と情熱が足りない。
今回のAmarra、iRC(b)というリスニング空間に合わせた音響処理システムソフトを一緒に販売している。集音・分析して勝手にチューニングしてくれる(んだろうと思う)ソフト。そういうのはいいと思う。おれとかには。
元々こいつはフラッグシップモデルのAmarra synphonyに同梱されているやつで、symphonyは単体で買うと789ドルとか意味不明な値段。もはやベトナムに行く方が安い。
iRC(b)を単体で売ってやろう、というのが今回のオファーではあったんだけど、iRC(b)だって189ドルとかだから、Amarra買ってさらに189ドル払えとか、いい商売だよな、と思いました。Amarraに同梱しなきゃ意味ないだろう。
恒例のAudirvanaとの聴き比べなんだけれど、やっぱり僕はAudirvanaの方が好きですね。Amarraは艷やかな音色。ただAudirvanaの音、ベールを一枚剥いだような感じはやっぱり衝撃的。
Radioheadの"Nude"。前にも書いた。
そういえば今回のAmarraにはyoutubeをいい音で聴けちゃう補正ソフトが入ってるらしいよ。そんなのの前にやることあるんじゃ。
Radiohead - Nude
コーラスで抑え気味にストロークされるギター、バラバラと弦にピックが当たる感じ。浮遊感のあるクワイアと、楽器や声の位置関係。終盤のトム・ヨーク、絶唱からファルセットに抜ける感じ。
Radioheadは構成をいじっているから、バンドなのにバンドセットを意識する必要はなくて、エレクトロニカみたいに聴いたほうが正解なんだと思う。録音空間の再現ではなくて、アーティストの意図の再現が大事なんじゃないかな。構成の妙を堪能する、というか。
録音空間という「場」が問題になるのはライブ・レコードくらいでしょう。ライブ・レコードの名盤はもちろんあって、雰囲気が封入されているのは否定しないし、いいことだ。
実際、音楽を聴く時間ってそんななくて、仕事から帰って少し聴いたりすることがほとんどなんだけれど、聴く度に発見があるっていうのは、単に音が良い以上の価値がある。
そんな風に思います。
AudirvanaはどうもぽんこつMacでは荷が重い、というのは相変わらずなんですけどね。アプリケーションよりこっちを新調してやらんと。もうすぐ6年選手。今年のMac Book proが出たら更新かな。
聴こえ方や好みは人それぞれなので、あくまで僕の個人的な感想ということで。
僕は2週間試聴させてもらって、おしまいかな。