2019年6月23日日曜日

ブナづく初夏

ブナづいている。



林学科の人間のいくらかは性狷介になる。知らない人よりも知っているからだ。
選択したテーマがマイナーであることを忘れるのだ。まともな人は林学科など行かない。
そして外部からのアプローチに有頂天になる。

そして、浅薄でにわか仕込みの知識を持って市民の気持ちを逆なですることを言う。
手前が、どれほど知っているのかも知らず、気持ちよくつけあがるのだ。

そういう輩は人前に出てこなくてよろしい。
山月記よろしく虎にでもなって、山奥でひとりおんおん鳴いていればよいのだ。
ああ、おれのことだった。