2026年5月31日日曜日

シューゲイザーだと、その空は見えにくいだろうから  /  Tommyland Rides Again

人生でモトリー・クルーのファンだったことはない。ないのだが。


2005年の作品が今回リマスターされて、ストリーミングに乗ったんだね。
なんだか、とっても懐かしい空気を感じた。

これはですね、思い出したのがスパイダーマンのサントラ。



2002年。これって、ずいぶんロックよりのアーティストがたくさん出演してたんだよね。いまよりもずっとロックが真ん中にいた時代だった。
今作は、このレコードの空気感と完全地続きの世界。四半世紀近く前のことだ。

この中で、今も第一線の知名度なのはチャド・クルーガーくらいだろうか。
この声。こういうガラガラ声が、とっても人間臭くて、僕が「すごく」ロックを聴いていたころの時代に今の僕を引き戻していく。

そして、ここで出てくるニック・カーターさん。"I want it that way"では当時大変お世話になりました。タワレコでバックストリートボーイズが大量に面出しされている風景を苦々しく思っていたメタル耳の僕でもコーラスは歌えます。
良い声をされておりますね。

そしてブッチ・ウォーカー。この人、どこでもブッチだからいい。付け加えることはない。
このあたりが、個人的なハイライト。


聴いていて、テクニックとか曲の構成なんて気にならなかった。乾いたスネアとシンプルでキャッチーなメロディ、そして空気を震わせる深い声。
僕の本尊はどうもこのあたりにあるのだな。ただただ懐かしい。

昔、誰かのインタビューを読んだんだ。スラッシュだったかな。
ステージにフランネルのシャツを着てふらっと現れた男が、ずっと下を向いて怒りながら歌っている。そんな「シューゲイザー」を見せられて何が楽しいんだ。みたいな話。
明らかにカートコバーンの話だ。

グランジがジャンル的にシューゲイザーなのかは於いておくとして、スラッシュは単に下向いて「靴を睨んでいる」連中を当てこすっていたんだろう。
この点、ポスト・グランジ、スパイダーマンのサントラあたりの人たちは、少なくともオリジネイターよりも怒っていないと思う。なによりずいぶんこなれている。
立ちこめるグランジの霧は晴れて、以前より遠くのものが見える。きっと青空だって見えるだろう。


それから四半世紀ぐらい経った。
その後、音楽的趣向として、僕の視点に結ばれるものはずいぶん近くなった。複雑な楽曲構成であったり、テクニックだったり。
この間、僕の近視はどんどん進んだからね、しょうがない。

それはそうなんだけど、昔はそうじゃなかったじゃん。と思い出した。
眼が今よりは少しばかりよかった時分の自分は、もう少し遠くも見れていた。

シンプルでキャッチーなメロディ。聞く前よりも少しだけ僕を勇気づける音楽。
そういうのを、僕は貪るように聴いていたと思う。

最近老眼がひどくて、近くのものを見つめるのに疲れたのかもしれない。


荒れ果てた大地に見る青空。そんな一枚。



2026年5月2日土曜日

ずいぶんと遠いところにいる人が

 月の写真をアップしていた。

ああ、同じ月を見ていたんですね。と思うなど。

僕が機械だったころ / 「マネジメントシステムのひみつ」

気がついたらもう5月。みなさまいかがお過ごしでしょうか。


「マネジメントシステムのひみつ」
https://kids.gakken.co.jp/himitsu/library224/

関係先から広報しろ、と言われたような気がしたので。

2026年1月17日土曜日

檻で泣く、奇妙な怪物 - "Even In Arcadia" / Sleep Token

皿洗いのときは、だいたい音楽をかけている。
だらだらしている7歳がこんなことをいう。
- おとうちゃんはこのごろ、この人の歌ばっかりきいてるね。 好きなの?
- うーん。たぶん。そうなのかも。

後ろでは4歳が
- ぼく、音楽きくと、おどりたくなっちゃうんだよねっ

といって、くねくねしている。
君については、おかあちゃんに歯を磨いてもらって早く寝なさい。

2025年12月30日火曜日

いま・ここでLostprophetsを聴く意味

年末なのに年末にならない。重い宿題残しちゃった気分だ。

イアン・ワトキンスが死去したニュースを聞いて、胸がチクリと痛んだ。

2025年12月25日木曜日

黒を揃える

あっというまに12月も終わりで。昨日、今年一年どうだった?なんて訊かれましたが、年が終わる実感もないまま過ごしています。