2019年3月9日土曜日

Nik Mysteryさん、スーパーバンドなのにオーソドックス

その存在を聞いたとき、耳を疑いました。私。

When
When
posted with amazlet at 19.03.08
Qten Records (2018-12-14)
売り上げランキング: 109,143


Peripheryのボーカルがサイドプロジェクトをやるのはわかる。
あの人すげぇ吠えるけど、吠えなかったとしても上手な人だし、いつか素直に歌いたくなるんじゃないかと思ってた。

しかし、ギタリストがマイク・ドーズってのは。
 
僕が知っているマイク・ドーズのことなのだろうか。
未だに信じられない。

あんなキテレツ・ギタリストが他所のバンドに入ること自体、変な感じがするし。
これは稀代のキテレツ・レコードが出来上がるんじゃないかと胸を躍らせたわけですよ。

そして、納品確認をしました。


あれ。

真面目な作り。単なる素敵なAORであった。
ヴォーカルのスペンサーくんはいい。きっとこういうのやりたかったんでしょ。僕はずっとそう思ってた。ジャーニーみたいなのやればいいのにって。

その点ギターのマイクくん。君は一体どうしたことなのか。
完全にバッキング。ソロもほとんどなし。
あれか。そういう罰ゲームか。自分を殺すゲームか。

以上、どうも釈然としない気持ちを抱えている。
想像を裏切るという意味では、確かに裏切られた。
ぜんぜん違うこと、求められる役割から離れた仕事もまた愉しい。セッション・ミュージシャンって、傭兵のような仕事だと思う。
当人たちにとってどういう意味でのこの仕事なのか、さっぱりわからない。でもこういうのも面白い。フルレングスのレコードを出すつもりはあるんだろうか。