2014年4月12日土曜日

カイロプラクティックにいく

爾来、あんまは嫌いである。世の婦女子がなぜまっさーじにご執心なのか、実は理解できていない。くすぐったいからである。
ベトナムではまっさーに何度かいったけど、いまひとつ。どちらかというと笑いを堪えることに神経を集中する時間帯が多くて、誰がためにまっさーはあるのか、とヘミングウェイも真っ青の悩みを抱えつつ、また揉まれてもいた。腹痛で医者に行き、腹を抑えられ不本意にも爆笑など。
高貴な魂は孤高を好むのだ。

ところがこのところ、足腰の痛みが慢性化している。加えてこの冬の厳しさ。佐渡の冬は半ばベトナム人と化していた身体をひどく傷めつけた。ここは疼痛という言葉を使いたい。
やはり寄る年波には勝てぬ、ということであろうかの。ふごふご。

あー最近は落語とか楽しいです。歌丸さんの人情話とか、味わい深くてとってもいいです。




で、意を決してカイロプラクティック。
ハゲ散らかした実直そうなおっさんが先生だそうで、あれこれ教えていただいた。

足腰の痛みの中心は右足。デニムを履くと右足の裾からすり減るくらい足の長さが違っている。それは結構前からそうだったんだけれど、走ると左ヒザ裏に痛みが出てくるようになっていた。昨年コケて骨折したのは右足。たぶん、バランスも含めて何かがおかしくなっている。

師曰く、踵ひとつぶん長さが違いますね。踵って何センチあるのかしら。3センチくらいだろうか。当方、股下はわりと短めに仕立てあげられており、わずか70センチというところだ。5%も違えばけっこう違うよな。右側の骨盤が後傾ぎみだそう。だからその分足が短くなる。
触っただけでよくわかりますね、そんなこと。
こりこりと足の付け根を回され、ほら、左右の踵があったでしょ、と。ははぁ。


そして背骨の歪みがけっこうひどいそうで、これはまったく自覚はないんだけれど、まあ、姿勢は非常に悪いんだけれど、あちゃこちゃ揉まれる。
なんでしょうね。思ったより気持ちよかったです。思ったよりくすぐったくなかったです。年のせいでしょうか。もそっとバキバキやられるのかしら、と思っていたら至ってソフトでした。もう少し痛気持ちいい感じを味わいたいくらいで。
その割に今とってもダルい感じがするんです。これはこれでいいんでしょうか。

あと、自分でできるマッサージは手の届く範囲でしかない。そして客観的に「お前は姿勢が悪い、あと性根も悪い」とか「お前は右足が短い、ああゴメン左もだわ」とか云ってもらうのはいいな。
他者のいることのありがたみ。自分のことって意外にわからないから。

と、いうことでなんだかいいような悪いような、よくわからない感じで帰ってきた。相変わらず腰には鈍痛は残ってるしな。こういうのはすぐスッキリするのかしら、それともだんだんなのかしら。
夕方、久しぶりにランニングをする。足の長さが数センチ変わったからといってもつれたりはしない。ただ左膝の痛みがなかったのは嬉しかった。久しぶりに気にせず楽しく走れた。単に暖かくなったせいかもしれない。
個人的にはちょっとした歪みなんてどーでもいいんだけれど、動く度に痛むのはいやだ。なによりじっとしてるとつらい疼痛もいやだ。南国への移住を真剣に検討せざるを得ない。
と、いうことでメンテは大事だぜ、と。
1回行くとウイスキーが一本買えてしまう。
なんでもない。自己投資、自己投資。

施術の良し悪しを判断する材料がないので、来週ももう1回行ってきます。