2014年7月13日日曜日

眠すぎる/青すぎる

9時間はねた。でもまだ足りぬ。


佐渡で50年に1度の記録的な大雨 9.7.2014 産経
被災された方に於かれましては、心よりお見舞い申し上げます。

50年に一度の雨、とか言われるといささか大げさですけれど、けっこう被災してるので調査でぐるぐると歩きました。この3日で2キロ痩せた。やはりダイエットには山歩きですな。たぶんビール飲んだからもう戻ったと思うけど。


そうか、山道は雨降ると川になるのだな。沢と同じで下へ下へと続いているから。
石ころって普段どこに埋まってるのか。そりゃ山の中だ。どこぞの山中にひっそり埋まって、出番を待つ石ころの気持ちを想像する。次の土石流でおれは出る、みたいな。
佐渡ってすぐ海に行っちゃうんだけど。

洗われた石ころは存外きれいだ。災害の跡を歩く時、いつも思う。不謹慎ながら。
荒ぶる天は、どこかに清浄さを宿すものか。下流にぐちゃぐちゃ泥団子をつくりつつ。




一息入れるか、とひるめしのおにぎりを食っていると周囲があじさい畑だと気がつく。あじさいといえば6月。が、この辺りではむしろ今が盛り。ヤマアジサイ。



青さは妙に心を打つ。ぴーんとね。青の青さが不思議だ。

写真だと青さがいまいちだ。人の目と脳みそが偉大なのだ、と同道した課長はつぶやく。この青さはあじさいと僕の連携プレイなのか。
てことは僕の見る青は、実在しない青なのか。そんなことを考える。



ぽつぽつとした青は林道の法面を駆け上がるようにして、ひっそりと咲いていた。
時が止まったような、非日常的な空間のように思えるし、そもそも今は非常時ですし。