やっぱり今年はずいぶん雪が少なくて、この地域の人もだいぶ難渋したのだ。
南魚沼若葉マークの僕としては、たいそう有り難かった。言うまでもない。
雪かきはしんどい。
さすがに4月で雪はあんまりない。今日は雨だ。雨の中を歩く。
歩く時はイヤホンをしている。今日は電池が切れていたので、なし。
雨の音を聞きながら歩く。
ぽつぽつと傘をたたく音、地面にしわしわと吸い込まれる音。
世界は音に満ちていた。面白い。
普段、音に満ちた環境の中にいるのに、そんなこと考えもしないものだ。
音に満ちているから、考えないのだろうか。
辺りは雨で少し煙る。昨日来の雨で、小川の水は勢いを増していた。
なにより少し前はずいぶんと暖かかったから、身体が慣れてしまった。
寒の戻りが堪える。
季節は移ろい、雨は滴る。
雪の時代は終わった。少なくて助かったけども。
この地でも、桜はもうすぐ咲くだろう。
そんな風に考えて、楽しみにして、触れる。
そうでもしないとさ。
テレビを見て、心配したりうんざりしたりしているうちに
今年がおわっちゃいそうじゃないか。