2013年6月7日金曜日

The last day on U Minh


最終日もやっぱり停電。ボン、と。
ほんと、停電はウミンの特産だねぇ、と呆れると、周りが笑う。



各自、慌てて書きかけファイルを保存してPCをシャットダウンして。三々五々、事務所から出てくる。停電の時に室内になんていられない。暗すぎるし暑すぎる。外は風が吹き抜けるので、しのげる。


ぼんやりとお茶を飲みながら世間話。日本帰ったらなにするのか、とか。とっとと結婚せい、とか。むしろベトナムと日本にひとりずつ嫁がいたほうがいいんじゃないか、とか。日本にはおねえちゃんのいる飲み屋はあるのか、等々。
あるよ。

ベトナムの送別会は送られる人がセッティングして支払う。なので本来は僕が払うはずだったけれど、昨日の送別会は支払いを断られた。嚢中には虎の子の200ドルが手付かずで残っている。
余ったお金はどうすんのさ、というと、おみやげでも買えよ、という話になって、ナニを買うんだ、という話になる。僕は少し考えて、ベトナムコーヒーでしょ、お茶でしょ、と応える。あと、あと。
ベトナムの特産ってなんだろう。

Thuanおぢは、一番の特産物をフミは持って帰れない、という。
なんだいそれは、おおきいのかい、なまものかい、と訊くと、おぢはニヤリと笑って、ベトナムの特産物は停電なんだろ、という。
そうでした。

そんなこんなで、勤務最終日の午後はゆっくりと、あっさりと、まったりと過ぎていった。