2023年9月20日水曜日

書評:物語は世界を滅ぼさないんじゃないかしら

すっかり農家なので、野菜を家に持って帰る。

ただいま、と玄関をあけると、おみやげは?と子どもが出てくる。

なすやらピーマンやらが入ったタライを渡すと、喜々として母親に持っていく。手ぶらで帰ると、ぷいっといなくなる。なんだか、そこはかとなく、幸せな感じがする。


これが物語であるとしたら、ずいぶんとなだらかなもので、いくぶん退屈かもしれない。

もちろん、日々いろいろあるんですが。