2015年8月23日日曜日

『海外の森林と林業』に掲載されそうだよー

無事掲載予定に載りました。まだわかんねぇけどな。
書き終わったのは2月くらいなんだけどな。

海外の森林と林業 国際緑化推進センター
6月号なのにまだ出てないという謎展開はさておき、例によって全国有名書店でもまず置かれないと思われるので、最寄りの農学部のある図書館などで発見された時などに、お手にとってご笑覧いただければ幸甚に存じます。あればね。


内容はね!協力隊の話です!帰国してから2年経ってますけど!いまさらかよ!

具体的には、ベトナム時代の活動内容ダイジェストといった趣きとなっております。本ブログが貴重な学習ノートとなりましたので、読まれた方は別にみなくてもいいや。
植栽試験地をつくる
メラルーカを間伐してみる

『海外の森林と林業』への投稿は2回目です。前回の投稿で、2002年から始まったカマウ省におけるJICAの支援についてまとめさせてもらい、今回は自分の活動について書かせてもらったので、この2つでちょうどひとつのセットのような感じになりました。カマウ省の林業関係についてはこれ読めばわかる、みたいな。成果っていうとちょっとアレだけど。

加えて、昨年強行したベトナムでの追加調査の内容も収めることができました。木を植えたよ、から1年半経過してどうなったのかっていうところを、進行形とはいえ収めることができたのは僕として大きな喜びです。
やはり何事も継続が大事でありまして、林業も同じです。それからどした?というのが面白いところですし、是非とも書き加えたく、こうして時間が経ってしまいました。

ほんとあのとき、豪雨の中、猛を発し堀を泳ぎ切り、ヒルの巣食う林の中に単身潜入した自分を褒めてあげたい。溺れなくてよかった。ドザエモンにならなくてよかった。タバコ3本分くらい悩んだんですよ。正直な話。


記録より記憶だろ、サダハルよりシゲヲだろ、という話はあるでしょう。イチローはタイ・カッブ超えを果たし、来季には通算3,000本安打に手が届きそうです。
しかし、敬遠球を強引にヒットにしヒーローインタビューで「明日も打つ!」と宣言して翌日タコってた新庄さんが好きです。オールスターでホームスチールに成功してホームベース上で手足をばたつかせて喜んでいる新庄さんも好きです。
ほんとにどうでもいいことばかりよく覚えています。つまり、それが記憶だ。
あ、ヒルに噛まれた痕は記録として残っています。全身にな。

もちろん胸の内にはたくさんの記憶がありますが、形にするというのはやはりスッキリします。形を整え、きちんと箱に収める。


データをひっくり返しながら書き進めるのも、いろいろなことが思い出されて楽しい作業でした。ただ全体としては、思い出はやっぱりきれいに残ることを再確認しました。
いいことばかりが思い浮かぶ。空の青さ。同僚の人懐こさ。メシのうまさ、日陰の涼しさ、午睡の気持ちよさ。
くそ暑かったり、ぜんっぜん仕事が進まなかったり、お腹が痛かったりとイライラもずいぶんしていたはずなんですけれど。
その空の大きさを振り返る
この時の印象と驚くほど変わっていないんだ。

大きな空なんだなぁ、と昨年帰ったときも思いました。


相変わらずベトナム・カマウ省への関心も郷愁もありますし、今後もつながりは維持していきたいものです。また次の冒険が待っているかもしれないし。

それはそれとして、ひとまずは、これでおしまい。


8月も終わりが近づき、少しだけ、清々しい余韻が辺りに漂います。
そろそろ季節は秋ですね。