このことを聞いて、思い出したのは家庭科のテストだ。家庭科ってもうないんですか。
”やってしまった”という後悔を理解しない長谷川豊氏 石蔵文信
どんな設問だったか、詳細には憶えていない。スーパーで売られている身体に有害な食品添加物について。テストの最期にあるような、あなたの考えを書きなさい的なやつだ。
僕は、そんなのは見れば分かることだし、選ぶ選ばないは消費者の自己責任だ、というようなことを書いた。
先生は僕の回答に☓をつけて、コメントをつけた。食品添加物に関する知識がないなら、消費者は選べないでしょ、と。
僕は全然納得がいかなかった。知識というものは、道端にいくらでも転がっているものだ。添加物への知識がないのは、その人がその知識を選んでいないからに過ぎない。その責任はやっぱり消費者に帰すだろう。
こまっしゃくれた、かわいげのない子どもであったからして。