子どもは日々、できることが増えていく。
おしゃべりは1歳半から怒涛の進歩。早くも日本語話者としての貫禄。
遊び方も上手になった、絵本のいちごをたべる、調味料を振る、コンロの火加減、のフリ。
遊びの半分は誰かのまねであるとすれば、もう半分はイマジネーションだ。
日々、見聞きしたことや、繰り返しせがまれるおはなしは、小さな身体どこかに吸収され、分解されているのだろう。
現実と想像の境目が曖昧と見えるのは、現実を定義して長いこと経った退屈な大人の観察に過ぎない。その退屈な現実すら、正しいかどうかわからない、とも付け加えよう。
だって僕の周りの人の背中には、ジッパーがついているかもしれないでしょ。
人生にワクワクを。さて。