2025年4月11日金曜日

年寄りたちの饗宴

こういう時は市況はみてはいけない。見るだけ精神が侵される。

世界は春だ。うぐいすの声が美しい。

いまさらトランプ大統領について語ることはない。僕が思いつきそうなことは誰かも思いつくし、僕が知らない多くのことが語られている。


素人目に不思議なのが、なぜ表舞台に出てくるのが老人ばかりなのか、ということだ。政治なんて年寄りがやるもの、という面はあるにしても、オバマは若きニュー・リーダーと言う感じだった。よく覚えてないけどクリントンもそんな感じだったと思う。

若者だって失言はする。でも、最近の大統領って、加齢との関係を想起させるような類の発言や行動が目に付くような気がする。僕からするとそれって結構国家的にリスキーなことのように思うけれど、そうでもないのかな。今のトランプさんをみているとそうでもないような気もしてくる。

そう思うのは、僕が分別盛りの40代だからかもしれないし、内向的/自閉的な性格のせいなのかもしれない。一刻の元首があんなに天真爛漫なんだから、僕くらい天真爛漫でもいいような気がしてくる。あれ、少し勇気づけられた感じもするぞ。

あくまで印象の話でしかないのだけれど、政治って複雑で精緻な詰将棋みたいな世界を想像していて、トランプさんは秀才たちが営々と積み上げてきた詰将棋をピカピカの革靴で蹴飛ばしているように見えて、それはそれでなんだか壮観です。なんだかザマミロって感じです。誰に対してなのかよくわかりませんが。

どの陣営の年寄りも対消滅して来世で殴り合いをしてくれれば、現世はいくらか平和だと思うのだけれども、なかなかそうはいかない。なんだかみんな元気なんだよな、年寄は。