エモい男です。
Cell Records (2017-03-03)
解散していたMaeが新曲とレコードを出していました。
新曲が素晴らしかったのでおすそ分け。
新曲が素晴らしかったのでおすそ分け。
彼らといえば、2005年の"The Everglow"。
Mae
Tooth & Nail Records (2005-03-07)
売り上げランキング: 133,717
Tooth & Nail Records (2005-03-07)
売り上げランキング: 133,717
エモの最高到達点というよりも、普遍的なロックとして語られるべき傑作でありました。
荒削りだった前作から唐突な展開が減り、楽曲が粒ぞろい。よく練りこまれていた。
かわいらしくて、琴線を刺激するエモーショナルなメロディ。伸びやかなボーカル。
ポジティブなエネルギーと力強いメッセージに溢れた、素敵なレコードでありました。
かわいらしくて、琴線を刺激するエモーショナルなメロディ。伸びやかなボーカル。
ポジティブなエネルギーと力強いメッセージに溢れた、素敵なレコードでありました。
難解さやひねりは一切なくて、甘っちょろいこと言いやがってだとか、キッズ向けだとか、食い足りない向きはあると思うんですよ。けれど、僕は好きでしたよ。
もっともっと、売れてよかったバンドだと思う。
その後の彼らはキーボードを廃したり、少し曲調がブルージーになったりして、スタイル的にも普遍的なロックバンドになっていった。
それはそれで悪くはなかった。フックの作り方は変わらず上手だった。でも、看板だった扇情的なメロディは、徐々にその影を潜めていったように思う。
その後、いろいろな不運があって、バンドはひとまず終わる。
かつて、「成長し続ける」と歌った人であったから、膨らみ上がった夢が次第に色褪せていったような、そして現実が押しつぶしてしまったような、そんな無残な印象がある。
稀有なやわらかさと繊細さを持った声が帰ってきてくれたこと、その声がかわいらしいメロディを歌っていること、その言葉に希望が感じられること。
"Everglow"という言葉は、今の彼らにこそ相応しいのではないか。
彼らの帰還を、素直に喜びたい。
もっともっと、売れてよかったバンドだと思う。
その後の彼らはキーボードを廃したり、少し曲調がブルージーになったりして、スタイル的にも普遍的なロックバンドになっていった。
それはそれで悪くはなかった。フックの作り方は変わらず上手だった。でも、看板だった扇情的なメロディは、徐々にその影を潜めていったように思う。
その後、いろいろな不運があって、バンドはひとまず終わる。
かつて、「成長し続ける」と歌った人であったから、膨らみ上がった夢が次第に色褪せていったような、そして現実が押しつぶしてしまったような、そんな無残な印象がある。
稀有なやわらかさと繊細さを持った声が帰ってきてくれたこと、その声がかわいらしいメロディを歌っていること、その言葉に希望が感じられること。
"Everglow"という言葉は、今の彼らにこそ相応しいのではないか。
彼らの帰還を、素直に喜びたい。