2011年7月31日日曜日

Phân viện khoa học lâm nghiệp nam bộ


Một tuần trước, tôi đá đi Phân viện khoa học lâm nghiệp nam bộ.
日本語でいうなら、さしずめ、
林業研究院 南部支所といったところ。
相変わらず、言っていることがよくわからない。
語学の課外授業という位置づけで、
うっかり英語を使ってしまい、
同行している Thầy Thuyếtに怒られる。
それくらいいいじゃん。






これから扱うことになるcây tràmをみることができたのが収穫。たっかーい。ほっそーい。が、第一印象。
樹皮が剥けている。シラカンバ、ダケカンバに似ている。樹種そのものは全く別。ダケカンバは日本でも標高1400m以上の高地にしかない。
まるで水の中に浮島があって、木が乗っかっているような。不思議な風景だ。
ほんとに、あれ、っと思うくらい細い。


 cây thàmはもともとベトナムに自生している樹種。メラルーカの一種。薪 、家の基礎材、木炭、木材に使用されている。また、油分が豊富な一部の樹種ではエッセンシャル・オイルに加工される。
 Sau khi chế biến cây tràm, sẽ có nhiêu loại sảm phẩm. Tư cây tràm nhủ : củi , cừ, gỗ làm nhà, tinh dầu, viện năng lương, than giấi.

しかし、ベトナム産の Cây thàmは成長が遅いので、近年ではオーストラリア産のものが植栽されているそうだ。


さすがにここは熱帯。日本では40年かかる伐期がここでは最短6年で収穫してしまう。早成樹は卒論でも扱ったんだけど、実際にしげしげと見るのは初めて。


驚いたのは植栽本数。 ha当たり10,000~20,000本植栽。日本は2,500~3,000、吉野杉で4,000本/haであることを考えれば、その多さは際立っている。ただし、20,000本/haといっても lípがあるために林床は暗くない。日本で本当に密植してしまうと完全に真っ暗になるところだけど。印象としては広葉樹の2次林の中にいるような、そんな感じ。



メコンデルタは雨期に入るとしばしば冠水する。cây tràmに冠水耐性が備わっていることに加えて、強酸性土壌にも耐える。メコンデルタは亜硫酸塩土壌。湛水すると pHが低下するやっかいな土壌だ。 pHで3~4程度まで落ちてしまうとのこと。Tシャツ漬けとけば漂白できるんじゃないか。排水された水は、妙に黒みがかっている。

メコンデルタが有数の稲作地帯である理由は、水田システムが水をフローさせるものだからだ。逆に云えば水をフローさせないシステムで、農業をするのは難しい。
酸性土壌で植栽するため、この土地ではlípと呼ばれる盛土が行われている。簡単に言えば畝。盛土によって植栽地周辺を強制排水してしまう。あとで気がついたけど、畑でも果樹園でもlípを作っている。そういうことをしないとうまく育たないんだろう。


短期間で収穫してしまうこと、植栽本数がすごく多いことから、収穫する木材は直径15㎝程度と細い。
15cmは薪炭利用するにはたしかに手頃な太さだ。でも薪は安い。

植栽本数と材の利用方法。とりあえず、ここらへんから考えてみることにしようか、などとぼんやり思った。あと、できれば幹材積表を作ってあげられれば便利だろうなぁ。など。



Anh Dất, thầy Thuyết, em Hiênと。
Anh Dấtに cây thàmのテキストを買いたいんですが、
とお願いすると、Không, sách này không bán.
との答え。
でも、フミにあげるテキストならある、とニヤリ。
兄さんありがとう。

Em Hiênはベトナム人女性についてどう思うか聞く。
僕は rất dẹp, と答えるが、彼女は不満そう。
すまん、まだ使える形容詞の数が少ないんだ。。