2008年5月25日日曜日

頭のよい子が育つ家 講演会

8.25.2007


公演自体は非常に興味深いものだった。
構造材の寿命は40~50年。それに対して内装材の
寿命は10~15年。これがリフォームの基本的な必要性。

また、ライフステージでの家庭の流動性を住まいにも
応用しなさいとのこと。
一人が二人になり最後は一人になる。
建物は縁起を担ぐ場でもあって、基本的に最後に一人に
なることは考慮されて作られない。
だから最初から完璧(と思われる)住まいを作ろうと
みんな考えるし、にもかかわらずバリアフリーとか
リフォームの必要に迫られる。
これを考慮せよというのはみんな分かっているけど
なかなか実行に移せない、至言だと思いました。

よく高断熱、高気密住宅がもてはやされるけど一方で
シックハウスの問題が生じます。高気密住宅に
換気扇の設置がなされたり、もうなにやってるか
わかんない状態です。
今年に関しては高齢者が高気密住宅の居住すると
場合によっては熱中症の危険も高まる。
意外に家の建て方はうそがあると思ったほうがいい。

住まいは100%のものを手に入れるのではなく
すみながら100%に近づけていくもの。なるほどなと。
アメリカでは中古の家の流通量が年間50万件と聞く。
ホントかどうかウラとってないですけど。すごい数字だ。
ものを大事にする日本人、だいじょぶか。


一方でひとつ。犯罪者の住まいの導線から
悪い例を導き出すのは面白いけどよくないなと。
少年A(サカキバラくん)の導線と僕の実家はそっくり
だったんですけど。。
要はリビング(家族と顔を合わせる空間)に顔を出さずに
自分の部屋に入れる導線。そんな家っていっぱいある。
特に彼は冤罪の可能性が指摘されているし
はっきりいって不快だった。
朝帰りでも親と会わずに自分の部屋に直行できるんだぞ。
こんないいことはないだろうと。ぼくはだめな子ですか?