2017年12月13日水曜日

2017年はこんな音楽を聴いていたよ

あっという間に年末ですね。こんな時期になってきました。

16年はこんな音楽を聴いていたよ
15年はこんな音楽を聴いていたよ
12年はこんな音楽を聴いていたよ
11年はこんな音楽をきいていたよ

毎年必ずやっていると思ってたんだけど、13・14年が抜けていた。
2011年はもう6年も前。ベトナムに往った年、は遠くになりにけり。

しかし、その時々に僕が喜々として貼った音楽は、今見てもそんなに違和感がない。
どうも、僕は地続きである。

2011年の僕が今年のレコードを聴いたって、悪いとは思わないはずだ。
なにしろそいつは僕だからね。
私はどうも、私を私と呼べる程度の一貫性はあるようだ。

突然、超絶に成長してミラクルな自分に逢えるのではないか。どこかでそんなことを考えてもみる。突然、詩歌に長ずるだとか、頭の中で樹冠解析ができるようになるだとか、イチローよりもヒットが打てるとか。

まあ、ない。つーか、ないだろ。

それはたいそう残念なことであるけれども、いまここにいるわたくしが、昨日を踏まえたわたくしであることに、多大な落胆のほか、少しばかりの感謝と安心感を憶える。

余談はそれくらいにして、今年の備忘録を。

2017年12月9日土曜日

ぼく、きんえん、はじめました!

本日三日目。
爾後、私にタバコを勧めた諸姉・諸兄に於かれては、断腸の思ひで島流しの刑に処す。
昨日まで足繁く通った喫煙所に、本日より立ち寄らない。新鮮だった。

2017年12月7日木曜日

ワクチンに負けた後、リスクについて考える

僕はすっかり、引き続き、元気です。
結局、熱はあの一日だけでした。
雪も降るし風も強いので、カメハメハ基準で休日にしたいところです。
が、今日もまた、わっせわっせと歩きます。

2017年11月21日火曜日

ワクチンに負ける

夜中の悪寒と嘔吐。
おふとんの中で考えた。
はて、これは食中毒か。インフルエンザか。
ちなみに前日に予防接種を受けた。

ワクチンに負けたのか、私は。

2017年10月15日日曜日

重力に抗う

少し前の話になる。チェスター・ベニントンの訃報。


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今年はずいぶん、たくさんの人が死ぬのだ。

2017年9月24日日曜日

すり替わる物語

今年は研究発表会によく顔を出しています。

技術者の発表も面白いし、ためになる。しかし、その道の研究者の話は面白い。
森林を巡る水の話。基本的には新着知識はなかった。それはそれでいいことだ。どうやらまだ、僕の知識はそんなに古びてはいないみたいだ。

おもしろかったのは襟裳岬の昆布の話。
伐採により襟裳砂漠と呼ばれたころがあった。襟裳砂漠の問題は、飛砂による海の汚濁。それにより陽光が遮られ、特産の昆布の生育が悪くなった。
だから植林がなされた。昆布のために。
それがいつのまにか、「森が魚を育てる」という物語に合流してしまった。話がすり替わってしまった。スピーカーの方はそんな風に仰る。

ああ、そういうことってけっこうあるような気がするな。

2017年9月8日金曜日

ひざをかかえがら、心は浮かべる

少しばかり、詰めて走ってみた。
ウエストが5cm減った。二十歳の頃の体重に戻った。
が。やはり身体と心のズレがあるのだろう。ひざが、痛いひ☆

身体は、二十歳ではないからね。


2017年8月18日金曜日

フジカエリ'17



ちょっと待て。
ここに映されているよりもはるかに雨成分多めで、例年よりも過酷だったぞ。寒くて例年よりもビール飲めなかったし。

しかし、振り返ると、なにやらキラキラしてみえる。


フジカエリ'16
フジカエリ'15
フジカエリ'14
14は天気よかったな、だとか。16は豊作だったな、だとか。

今年はロック成分が少なめで、今回ご紹介する商品もロックの名に偽り有り、であることをご了承の上、笑覧頂けますと幸いです。
一日20kmほど歩いて、今年もたくさんステージは回れたと思うんだけれども、絞って書き込むことにする。

2017年8月5日土曜日

ハレの日の雨に思う

ケの日ではない、という程度に解して下されば。


ようやく梅雨が空けた。その直前に開催されたフジは、大なり小なり雨に祟られた3日間となった。小なりとは言え、防災セクションにましますワタクシとしては、お天気の心配が片隅に。

そんな心配をしながらも、実によく食べた3日間でもあった。うむ、なかなかよく食べた。
少食にはなった。しかし、腹が減ると僕は機嫌が悪くなる。女子かよ、囃される。
楽しさを目の当たりにしていて、楽しい気分のままでいるため、食べ続ける。不思議とテンションは落ちない。
何回目のフジロックで解ったのだろう。初級者フジロッカーであったころの僕に教えてあげたい。

2017年6月21日水曜日

トランプさんを勝手に忖度する

勝手にお察ししてしまう。

彼は、本当にパリ協定を脱したかったのか。
どうも、そうではないような気がする。
そうではないとしたら、なんなのさ。


ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち
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あ、これを読みまして。


2017年5月28日日曜日

一見、クローズド・サーキットに見える場所を巡る旅

家系的に白髪な性でして、両親ともに真っ白です。
若い頃は好き放題に染めあげて遊んでいたし、就職しても名残のように染めていました。黒毛に染めて入社して、あっという間に色が抜けて赤毛に戻ってしまったのも、今ではいい思い出です。
ところがここ数年、白髪染めの頻度が増えてきて、分け目・生え際の白髪に関する淑女たち悩みには深く共感しているところでありました。
これはまさに、石を積んでは鬼に崩されるアレであり、諸行無常、もののあはれとはかようなものであろうと、思い致した次第。

そして先頃、わたくし、白髪染めを引退しました。

唐突の白髪化に、病気か!大丈夫か!という反応を頂きます。
先日姪たちに会ったんですけど、僕の顔を見ずに頭髪ばかりを眺めていたので、いささか不愉快になりました。男は頭髪じゃない、中身だぜ。
そんなわけで、久しぶりに僕を見た方はびっくりしないよう、よろしく願い申し上げます。
メラニン色素の生成機能は損なわれつつあるようですが、僕は元気です。じょーじくるーにーを目指してがんばります。

今ならキレイな赤が入るんじゃないか、と悪魔が囁くのですが。


頭髪の衝撃といえば、この方。
誰だろう、このおっさんは、と思っていたら。
 
空気読まずな方なのかと思っていましたが、存外、気苦労が多いのかもしれません。
わたくしは今、彼に猛烈なシンパシーを抱いています。

白皙の美青年が、おっさんに堕ちていくのは、もの悲しい。
そのように、おっさんは思うわけであります。



そして、村上春樹の新著を読みました。ようやく。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編
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またしても穴に入っていくのですね。まったくお好きですね、という話。

あるいは、Richie Kotzenさんは、相変わらず同じことをしているよ、という話。

二本同時にお送りします。

2017年5月19日金曜日

Chris Cornellさん、薨ず

Chris Cornellさんの老い支度


彼の伴走者たろうと思っていた。
こっそり、ひっそりと。

カートは(音楽的に)物心ついた頃に死んだ。敬愛していたレインは、英語を勉強しよーう!と図書館に思い立って初めて読んだ、死亡記事の人であった。Pearl Jamはキライ。

ということで、誰もいなくなってしまった。
仲良く年老いていこうと思っていたのに、まさかこんなに早く伴走の旅が終わるとは。

2017年5月15日月曜日

Maeさんの新曲が素晴らしかった件

エモい男です。

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解散していたMaeが新曲とレコードを出していました。
新曲が素晴らしかったのでおすそ分け。



2017年4月27日木曜日

定見の不足

院生時代にロールズに私淑していたので、自称リベラリストであります。
「君はさ、ノンポリでふわふわしているけれど、急激に右旋回するようなヤツじゃない」というのが私に対する学部時代の教授評でありました。ちなみに「前衛」を購読している実に前衛的な研究室でのお話。


日々、いんたーねっつによって大量の情報がもたらされるわけですが、いささか食傷気味でもあります。以前はもう少しひとつひとつの記事を愛おしく読んでいた気がするのですが、最近は文字を追いはすれども読んでないのではないか、という有様。

ん。と思ったものを。

2017年4月2日日曜日

書評:相模原障害者殺傷事件ー優生思想とヘイトクライムー

結果として、書評みたいななにかにはなった。


相模原障害者殺傷事件 ―優生思想とヘイトクライム―
立岩真也 杉田俊介
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対談本。
着眼点の違いが本書の醍醐味、か。

2017年3月22日水曜日

兄について

追記:"兄"は亡くなった。
いずれ、年老いた彼にどこかで会うのだろう。そして、彼は変わらず元気なのだろう。
根拠もなく、そう信じていた。
所在のない思いだけが、辺りを漂う。



僕には兄はいない。姉と妹だけだ。
まあ、兄のような人の話である。
彼の名をソンさん、という。

2017年2月5日日曜日

かつて、我々の敵はグローバリゼーションであった。な。

ほんの数ヶ月前まで、日本のTPP批准に反対するひとはたくさんいたはずです。

僕の周りそういう意見を目にする機会が多かっただけなのか。農林業畑なので。関税が撤廃されたら、日本の農業がたちいかなくなる、と。
世論を割った議論だった、とまでは言えないかもしれないけれど、けっこう話題にはなっていたと思うのですよ。
それが、アメリカがTTPに反対したら、説得しなきゃ、という声ばかりがが耳に入るように。不思議に思うんです。快哉を叫ぶ人の声がなぜ聞こえないのか。僕だけか。
少なくとも、1年前くらい前の「もう片方の人」は喜んだっていいはずなのにな、と思うわけです。